こんにちは。Unified Communications サポート チームです。
いつも Microsoft Teams をご利用いただきありがとうございます。
マルチデバイス(複数デバイス)での会議参加時おいて、ブレークアウトルームへ遷移される場合、いずれか 1 台のデバイスのみが遷移対象となる動作となっておりますことをご紹介いたします。
具体的には、マルチデバイスでの会議参加、ブレークアウトルームへの遷移において、以下の動作となります。
1. 動作について
Microsoft Teams (デスクトップ版、およびモバイル版) では、同じ会議に 2 台目のデバイスで参加する際、以下の画面で確認することができますが、デバイスの追加、あるいは転送を選択する以下スクリーンショットのポップアップが表示され、デバイスの追加が機能として選択できます。
この際、デバイス追加を選択した場合、該当デバイスは会議への同じユーザーとして 2 台目のデバイスとして参加が可能になりますが、内部的には、1 台目に参加したデバイスが主たるデバイスとして扱われる形となっており、2 台目のデバイスについては、ブレイクアウトルームの遷移の通知や処理を受け取り、処理できない制限がございます。
そのため、マルチ (複数) デバイスでの会議参加において、ブレークアウトルームへの遷移についてはいずれか 1 台のデバイスのみが遷移対象となり、現状想定の制限事項でございます。
上記機能により、マルチ (複数) デバイスでの会議参加において、ブレークアウトルームへの遷移についてはいずれか 1 台のデバイスのみが遷移対象となります。
また、もしデスクトップ版とモバイル版の 2 台で利用している場合、モバイル版が優先してブレークアウトルームに遷移する対象となっております。
2. 回避策について
PC 上からのブラウザ版 Teams をご利用の場合、マルチ (複数) デバイスを考慮した実装が、現在されていない状況であることから、ブラウザ版 Teams (PC) およびモバイルクライアントの組み合わせでご利用された場合には、双方の環境でブレークアウトルームに遷移が可能となります。
そのため、現時点での回避方法としてご検討いただけるものかと存じます。
NOTE:
- 2022 年 10 月 5 日に、初版を公開しました。
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