Teams - 新しい EXE 版 Teams インストーラーの認証プロキシ対応について

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こんにちは。Unified Communications サポート チームです。
いつも Microsoft Teams をご利用いただきありがとうございます。

次の記事でもご案内したとおり、EXE 版の Teams インストーラーが新しい実装に変更されました。
EXE 版の Teams のインストーラーの変更によるインストールへの影響について

新しいインストーラーは最新バージョンの Teams がインストールされるよう、最新のモジュールをダウンロードする仕組みとなりました。
そのため、インストールを実行するとインターネットへのアクセスが発生し、アクセスに失敗する環境ではインストール自体も失敗することとなります。
プロキシ サーバーを利用する一部環境においてインストールに失敗する事例より、現時点のインストーラーにおける制限事項であることが確認されましたのでご報告いたします。

インストールに失敗する環境

新しいインストーラーは OS のプロキシ設定に従い、プロキシ サーバーを経由したインターネットアクセス自体には対応しています。
しかしながら、認証プロキシには対応しておらず、407 Proxy Authentication Required が返されても、認証ダイアログを表示して認証要求に対応する実装がありません。
また、その他資格情報を用いた認証にも対応しておらず、結果、通信が成立しないことからインストールに失敗することとなります。
弊社開発部門への確認の結果、現時点の実装では認証プロキシへは対応しておらず制限事項となります。
また、今後の対応については未定となります。

回避策について

認証プロキシ サーバーに対応していないことから、現時点では以下の回避策をご検討いただきますようお願い申し上げます。

  1. MSI 版のインストーラーを利用する
    MSI 版のインストーラーはオフラインでのインストールが可能となっております。
    インストールには管理者権限が必要となりますが、要件に添える場合は代替えとしてご検討頂けますようお願い致します。
    Title: Windows インストーラー (MSI) を使用して Teams を一括インストールする > MSI ファイル
    URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/MicrosoftTeams/msi-deployment#msi-files

  2. インストール時のみ認証プロキシ サーバーを迂回する
    可能であれば、インストール時のみプロキシを経由しないか、非認証のプロキシをご利用ください。


NOTE:

  • 2022 年 4 月 26 日に、初版を公開しました。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。