こんにちは。Unified Communications サポート チームです。
いつも Microsoft Teams をご利用いただきありがとうございます。
企業様のご環境では、インターネットへの接続は Proxy Server を経由しない限りできない場合があるかと思います。
このような Proxy Server を経由しない限りインターネットへの接続ができないご環境で、Teams の PowerShell 2.0.0 をご使用いただく場合には、WinHttp の設定で、Proxy Server を使用する設定をしていただく必要がございます。
この設定を行わない場合、以下のエラーが発生します。
■ エラーメッセージ例 (以下は 2.3.1 の Teams PowerShell での実行した場合のエラー)
1 | Get-CsOnlineSession : リモート サーバー api.interfaces.records.teams.microsoft.com への接続に失敗し、次のエラー メッセ |
原因について
Teams の PowerShell のバージョンが 2.0.0 以降では、Teams 系のコマンドと Skype for Business 系のコマンドの 2 種類が含まれております。
Teams 系のコマンドは通常のプロキシ設定を使用いたしますが、Skype for Business 系のコマンドは、WinHttp を使用するようになっておりますが、WinHttp の既定の設定では、Proxy Server を使用せず、直接接続をする設定のため、Proxy Server を経由した通信ではなく、直接接続を試そうとし、インターネットとの通信ができないため、エラーとなります。
上述のため、Windows Server 2012 上で Teams の PowerShell 2.0.0 以降を使用した場合に、Skype for Business 系のコマンドだけが TLS 1.2 の通信ができないため、コマンドの実行が失敗します。
対処策について
管理者でコマンドプロンプトを起動いただき、以下のk万度を実行いただくことで、Proxy Server の設定をしていただくことが可能です。
1 | - WININET と同じ設定を WINHTTP で行う場合は以下のコマンドを実行します |
現在の設定を確認されたい場合は、以下を実行することで確認が可能です。
1 | netsh winhttp show proxy |
なお、WinHttp につきましては、通常のプロキシ設定では設定可能な PAC ファイルを用いた設定ができません。大変恐れ入りますが、PAC ではなく Proxy Server の指定で設定をしていただきますようお願いいたします。
関連情報
Windows Server 2012 の OS を使用している環境で、Teams の PowerShell を使用する場合には、Winhttp の TLS1.2 対応の修正プログラムが必要
※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。