こんにちは。 Unified Communication サポート チームです。
いつも Microsoft Teams をご利用いただきありがとうございます。
今回は、Microsoft Teams クライアントから発信し、一定時間呼び出し中となった際の動作についてご案内します。
呼び出し中の動作について
電話を発信した後、相手が応答しない場合、通話は呼び出し中の状態となります。
発信側のユーザーが切断しない場合に、通話が切断されずコールし続けることを防ぐため、呼び出し中の時間が一定時間を経過するとタイムアウトとなる実装が施されており、それに伴い、通話は一定時間を経過すると自動的に切断される動作となります。
この切断までの時間は、最新の実装により Microsoft Teams サービスでは、タイムアウト時間が 90 秒 に設定されました。
そのため、Teams クライアント間の通話や、Teams クライアントから外線に発信した場合などにおいては、呼び出し中の時間が 90 秒となった段階で呼び出し処理を終了し、通話はキャンセルされる動作となります。
なお、上記のタイムアウトの発生を判断する条件としては、通話に対して応答 (SIP プロトコルの “200 OK”) の有無を判断条件としております。
しかし、フリーダイアルやナビダイアルなどの一部のサービスでは、通話開始後も応答 (“200 OK”) が返されないケースがございます。
その場合、Teams サービスの実装に基づき 90 秒で通話が切断されることとなります。
タイムアウト時間の設定について
タイムアウト時間につきましては、Teams サービス全体で固定されているものでございます。
そのため、恐れ入りますが、タイムアウト時間は弊社側でお客様のご利用状況などに基づき変更する場合がございますが、お客様側でこの設定を変更することはできません。
上記に基づき、現在のタイムアウト時間は、以前のタイムアウト時間は 60 秒でしたが、多数のお客様からのフィードバックを受け、最新の状況に更新されて、現在の 90 秒に、直近で実装が変更されております。
さらに長い時間への延長もいただいておりますが、長時間のタイムアウト時間の実装になる場合、関連する製品やサービス側でも実装の大幅な変更が必要となること、またグローバルの様々なユーザーやパートナーに影響が生じることから、上述の通り、変更の申し込みなどの既定の変更要望の方法がございませんことを何卒ご理解いただけると幸いです。
NOTE: - 2023 年 2 月 2 日に、初版を公開しました。
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