Teams - マシンごとのインストールの Teams 環境において、"プログラムと機能" 上に意図しないバージョンの Teams 項目が表示される

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こんにちは。Unified Communications サポート チームです。
いつも Microsoft Teams をご利用いただきありがとうございます。

現在、マシンごとのインストール方法 (ALLUSER=1 オプション) を利用して Microsoft Teams クライアントを導入した VDI 環境において、”プログラムと機能” の項目に、期待されないバージョンの “Microsoft Teams” の項目が追加されてしまうという事象が確認されております。
本事象は、特定のシナリオのみで事象が発生するものとなりますが、もし同様の動作をご確認された場合には、本記事をご参考としていただけますと幸いでございます。

1. 発生事象について

VDI をご利用の環境において、マシンごとのインストール方法 (ALLUSER=1 オプション) で Teams クライアントをインストールしている場合に、ビルドイン管理者で OS にログインすると、”プログラムと機能” の項目に、期待されないバージョンの “Microsoft Teams” の項目が追加されてしまうという事象となります。
具体的には、コントロール パネル > “プログラム” > “プログラムと機能” (appwiz.cpl) の一覧において、MSI インストーラで Teams を導入した際のバージョンではなく、展開済みの最新のバージョン番号で、”Microsoft Teams” の項目が追加されてしまっている状態となります。
※ 本来、マシンごとのインストール方法で Teams を導入した環境の場合には、”Microsoft Teams” の項目自体が表示されない想定となります。

なお “プログラムと機能” に、意図しない最新バージョンの “Microsoft Teams” の項目が追加された場合でも、下記の公開情報に記載がございます通り、マシンごとのインストール方法で導入した Teams クライアントでは、自動更新は行われません。

Title: 仮想デスクトップ インフラストラクチャ用の Teams > VDI で Teams デスクトップ アプリをインストールまたは更新する
URL: https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoftteams/teams-for-vdi#install-or-update-the-teams-desktop-app-on-vdi
> マシンごとのインストールでは、自動更新は無効になっています。

本事象はあくまでも “プログラムと機能” 上での表示に不整合が生じている状況であり、実際には Teams クライアントが、予期せずアップデートされることはございませんため、どうぞご安心いただけますと幸いでございます。

また上述にてご説明させていただきました通り、本事象は、ビルドイン管理者で OS にログインしている場合にのみ、事象が発生するものとなります。
そのため、ローカル管理者や、一般ユーザーで OS にログインした場合には、本事象は発生せず、基本的には一般ユーザー様がお気づきになることはございませんため、その点につきまして、ユーザー様への混乱を生じる可能性が低いものとなっておりますため、どうぞご安心いただけますと幸いでございます。

2. 回避策

上記シナリオに該当する環境をご利用されている場合、大変恐縮ではございますが、現時点では “プログラムと機能” 上の表示項目の不整合を回避いただく方法はございません。
そのため、もし現在導入されている Teams クライアントのバージョンのご確認をご希望の場合には、以下の何れかの方法をご利用いただき、ご判断くださいますようお願い申し上げます。
・”プログラムと機能” 内、”Teams Machine-Wide Installer” の項目で記載のバージョンを確認
・Teams インストール時に利用した MSI インストーラのバージョンを確認

3. その他

本問題につきましては、現在、弊社内で事象の改善可否に関する確認を進めている状況でございます。
今後の改善等の対応につきましては、現時点では明確な内容や日程等が未定となっておりますが、進捗がございましたら、引き続き、本ブログにてご案内いたします。
本事象により、お客様にはご不便をおかけしており申し訳ございません。

なお先述させていただきました通り、本事象は限定されたシナリオにおいてのみ事象が再現するものになります。
あくまでも “プログラムと機能” 上での表示の問題となり、実際には Teams クライアントのバージョンは更新されておりませんことから、ご利用ユーザー様への影響はございませんことを、重ねましてご理解を頂けますと幸いに存じます。





NOTE:

  • 2022 年 12 月 08 日に、初版を公開しました。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。